ついに公開になった『劇場版 蒼き鋼のアルペジオ‐アルス・ノヴァ‐ DC』。新宿バルト9では初回上映直後の舞台挨拶に千早群像役・興津和幸、イオナ役・渕上舞、タカオ役・沼倉愛美、ハルナ役・山村響の4名が登壇した。
さっそく新作パートについて触れるキャスト陣。興津は群像の父である千早翔像の登場に対して「常に冷静なんですけど、未だかつてない動揺を見せました」と、役者の視点でキャラクターの思いを代弁する。「戦闘シーンが思いの外、激しくて息もつかせぬセリフ合戦ですよ」と、見どころを解説すると、渕上は「総集編からの新作パートなので、最初は本当に人形のような感じだったイオナが新作パートでは思いの丈を語る語る。こんなにしゃべるようになって……」と、親心を見せつつ見守る。キャラクターの成長に話題が及ぶと、沼倉はタカオについて「体を取り戻した喜びを全身で表現した結果、”揺れまくった”(笑)。女の勘を働かせて、”いい女”度が増すようにがんばりました」とのコメント。山村はハルナと心を通わせたキャラクターの蒔絵について触れ、「フォルムチェンジしてポニーテールがメチャメチャかわいく、成長した感じが見えてときめいてしまいました」と語る。
渕上・沼倉・山村の3人によるTridentが歌うオープニングテーマの「Blue Snow」について、「今までの集大成のような印象を受けました。CDでは最初は壮大なイメージで、途中からリズミカルになってそれが『Blue Field』を思わせるような感じでした」(渕上)。「想像していたよりもずっと重厚感のある曲で、劇場で流れるならこういう壮大な方がみんなの心に染みていってくれるんじゃないかと気合が入りました」(沼倉)。そんなTridentは3月22日(日)に舞浜アンフィシアターにて1stソロライブを行う。
最後の挨拶ではそれぞれが思いの丈を語った。
「次の完全新作へ向けたスタートダッシュというような感じで期待が高まっていく内容になっていたかと思います。これからみんなのどんな姿が描かれているのか、楽しみな気持ちでいっぱいです。この気持ちをみなさんと一緒にワクワクして待っていられたらと思います」(山村)
「劇場版第2弾は少し間が空いてしまうのですが、その間にはTridentのライブもありますし、みなさんのTridentや『アルペジオ』への愛や熱意が冷めないように、私たちも秋に向けて頑張っていきたいと思いますので、是非とも同じ“艦”に最後までご乗艦いただきたいと思います」(沼倉)
「今回は総集編+新作ということだったので、私自身も1から見直すことができてイオナをはじめ、みんなの成長をじっくりと思い起こしながら新作へというところで、あんなにも人形のように無機質だったイオナがこんなに成長できて、本当に親心のような気持ちでいます」(渕上)
「本当にいろんな方々の力が集まってできた作品だと思います。『とにかく続きを作りたい』と我々も思っておりましたし、見たいと言ってくださったみなさんがいたからこそ、今日こうやってみなさんと劇場でお会いできたことを本当に嬉しく思います」(興津)
そして最後には興津”艦長”による「今日はみんなが艦長となって『劇場版 蒼き鋼のアルペジオ ‐アルス・ノヴァ‐ DC』を発進させてみようじゃないか」という提案によって、会場全体で「発進!」と力強く号令をかけ、舞台を締めくくった。