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2/1劇場版舞台挨拶レポート!

公開2日目、横須賀の映画館・UMAXシネマズ横須賀に、岸誠二監督、シリーズ構成の上江洲誠、ヒエイ役・M・A・O、キリシマ役・内山夕実が登壇して舞台挨拶を行なった。

まずは司会の南プロデューサーとの制作秘話に花が咲く。TVシリーズの打ち上げ直後にメインスタッフが集合し、内容を決めてから劇場版二作という発表形態に決まったという。TVシリーズで完結させることを念頭に置いていたため、「暴走したコンゴウより強力な敵をどのように作り出すか」と、当初は難航した。そんなときに原作に登場したばかりの新キャラクターの生徒会メンバーを描くことを決めたそうだ。さらに『DC』と同時にCMショートアニメ『霧くまs』などを制作。「アルペジオ」の作品は継続的に発表されており、上江洲は「ずっと関わっているので、放送終了から一年経った感じがしない」と語る。

そんな、マスコット的なキャラクターが定着しているキリシマ。「初日も劇場で観たのですが、シリアスですごく良いシーンなのに笑い声が聞こえたんです!」と、人気ぶり(?)を語ったところで、180cm以上ある巨大なキリシマの着ぐるみが登場し、よちよち階段を登るさまに温かい空気が流れる。

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そしてちょうどこの日はM・A・Oの誕生日でもあり、皆でお祝いを唱和してバースデーケーキが振る舞われた。大戦艦ヒエイとメンタルモデルが精緻に描かれているようすにM・A・Oは「食べるのがもったいない」と感想を漏らす。

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盛りだくさんにお送りした舞台挨拶の終盤、登壇者それぞれが見どころを解説する。

「TVシリーズより密度のある複雑な内容なので、二度三度観ていただければと思います。僕自身はシナリオ担当なので、実際の画面を観るといろんなことが起きていて、振動弾頭の発射など四回目で分かった内容もあるくらい。それくらい考えこんで作っている内容です」(上江洲)

「映画の広い画角に合わせて、艦隊戦では奥の方で動いている艦隊の陣形なども考えて作っています。そのあたりをまた観る時に『なるほど』と思いながら楽しんでいただければと思います」(岸)

「私自身はヒエイの『ルールは守りましょう』という規律正しさに共感できるのですが、それを人にまで言える彼女は強いと思います。生徒会室でのイオナとのやりとりを知ってからまたご覧になると、そこでのバチバチ感など気づくことが多いと思います」(M・A・O)

「総集編部分も知っているはずなのに手に汗握る展開。キリシマがクマになるまでのスムーズさにビックリ(笑)。10月の完結編公開まで繰り返し予習していただければと思います!」(内山)

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舞台挨拶終了後は再びキリシマの着ぐるみが皆に見守られながら慎重に階段を降りて退場して和ませ、さらには劇場ロビーでは撮影会も行なわれていた。こちらは2月8日に幕張メッセで開催される「ワンダーフェスティバル2015冬」でもお披露目されるので、ぜひとも間近でその巨大さと愛らしさを感じてほしい。