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『蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-』LIVE “Blue Field”大盛況のうちに終了!

好評放送中のTVアニメ『蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-』の
ライブコンサート「LIVE “Blue Field”」が12月1日、Zepp Tokyoにて
開催され、2回公演で約4000人の観客を集めた。
照明が降りるとステージ正面のスクリーンには作品の冒頭をイメージさせる
ムービーが流れ、そこに主人公で潜水艦イ401の艦長・千早群像のナレーションが重なる。
「東京湾沖の千早群像より伝達。各員、ありったけの歌声で観客を熱狂させろ!」
の声に大きな反応を見せる会場。
そんな”指令”のもとに登場したのはTrident(渕上舞、沼倉愛美、山村響)。
イントロから大歓声に包まれ3色のサイリュームが輝く中、ライブはエンディングテーマ曲の
「ブルー・フィールド」によって幕を開けた。本格的なライブはこの日がはじめてとなる
3人は息の合ったダンスを見せ、美しいユニゾンやソロパートからのマイクリレーを聴かせる。
アニソン系のクラブではすでにプレイリストの新定番になっているというこの四ツ打ちが
ライブ会場ならではの音圧で響き渡る。サビの「ALL I SEE」の一体感を含め、
最高のスタートを切った。最初のMCではイ401潜水艦の”急速潜行”ならぬ
「”急速浮上”で盛り上がって」(沼倉)と会場を盛り上げる。
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続いてはキリシマ(内山夕実)と刑部蒔絵(原紗友里)による「メンタル」。
内山は男装の麗人という格好で、対照的に原はかわいらしいドレスをまとい、
息の合ったコンビを見せて元気いっぱいのメロディアスな歌で会場を熱くする
。画面上にはハルナを含めた3人でカードゲームをする姿が映し出され、久々に
人々の前に姿を現したキリシマのメンタルモデル姿が喝采を浴びていた。
次の曲は雰囲気を変え「Inapplicability」。
作中でもっともピュアなメンタルモデルであるイ400(日高里菜)とイ402(山本希望)に
よるエレクトロ。ふたりはキャラクターに合わせ、終始クールにダンスを繰り広げる。
これはミュージック・ビデオから着想してふたりで作り上げたもの。初ペアとは思えないほど
息の合ったキレのある線対称の手振りが見どころだ。本日登場するなかで唯一の”人間キャラ”
なのが八月一日静(東山奈央)と四月一日いおり(津田美波)のコンビ。白のドレスに蛍光パーツを
取り付けたとりわけ個性的な衣装で登場し、ダンサンブルな「Expose」を互いにパートを受け渡しつつ
熱唱。東山による振り付けは他のキャストにも好評で、控室でも真似る人が多いとか。そしてTrident
が再び登場しディープなバラードの「Innocent Blue」をしっとりと歌う。主旋律をユニゾンする
さまやイオナの独唱箇所では切ない思いが、月下をイメージしたライトとともに浮かび上がり、
ファンの視線を釘付けにしていた。
MCではこれまでのキャストが登場し、ステージの感想や裏話を語ったほか、WEBラジオ
「蒼きラジオのアルペジオ」で話題の”群像ラップ”を考案者である原がヒューマンビートボックスに
載せて披露するというサプライズの演出を行ない、大きな拍手を受けていた。中盤のステージは
各キャストがキャラクターとそっくりな衣装で登場したのが特徴。ヒュウガ役の藤田咲は白衣を
着て現れ、ポジティブな可愛さと味わいある歌詞を芯のある歌声で表現した。ダンサンブルで
メロディアスな曲にオレンジのサイリュームが左右に揺れ、盛り上がる。続く登場したMAKOは
マヤの決め台詞「カーニバルだよー!」の一声から「トレモロ」をスタートさせた。マヤの
天真爛漫さを歌声だけでなく全身で表現し、インパクトあるリフだけでなくPOPで多彩なメロディを
奏でるエレクトロなこの曲を熱唱した。コンゴウ役のゆかなは作中同様に風格を見せて現れる。
4ツ打ちに乗せたコンゴウのビターな部分を表現した歌詞を深い声量で歌い上げる。歌の最後の
ロングブレスとそのあとの表情作りまで、徹底したキャラクター作りの姿が強い印象を与えた。
この曲はアフレコの序盤で収録されたそうで、ゆかなはディレクターから「やりすぎだと思う
くらい盛り上げて」と言われたとのこと。当時の朴訥としたコンゴウとこの曲の感情豊かな
コンゴウとのギャップの答えは、以後の放送で明らかになりそうだ。
ふたたび暗転し、ナノとMY FIRST STORYが登場してオープニングテーマ曲「SAVIOR OF SONG」の
イントロが流れたとたん、大歓声が沸き起こり、アグレッシブなリフが叩き込まれてビートが会場を
揺らす。2人が登場してマイクリレーを行ないハーモニーを重ねる姿はライブならではのステージ映えを
見せ、縦ノリの歓声はさらに熱くなり、ときに乾いた語りのパートさえも大きな説得力をもって訴え
かける。つづいては一転し、ピアノとストリングスのみで全編英語詞の挿入歌「Silver Sky」を歌いかける。
青と紫のライトに浮かび照らされる姿は切なく歌いかけるように映る。そして今度は白いドレスに
着替えたハルナ役の山村響が登場し、言葉探しをすることで人類を知っていくハルナの「Words」を熱唱。
表情豊かに一音一音丁寧に、深い歌声で表現していく姿が印象的だった。アグレッシブなギターのリフが
聴こえると、ステージ中央にはレザージャケット・ブーツにワインレッドのミニスカートに着替えた
タカオ役の沼倉愛美が登場し「Be united」を歌う。タカオの情熱的な思いをそのままストレートに
ぶつけたスピードチューン。腕を振り上げ、観客の心をひとつにした熱唱ぶりだった。
トリはもちろんイオナ役の渕上舞がお姫様のような白いドレスに着替えて登場。強烈なエレクトロの
ビートにクリアな声を重ね、意志力のあるキャラクター像を表現しつつもイノセントな魅力を見せ、
ファンを魅了した。最後には大きな歓声に包まれながら全員が総登場し、「ブルー・フィールド」を
リプライズ。思い思いのアクションで表現し、ライブの締めくくりを盛り上げた。
終演後には特報として、これらのキャラクターソングのフルバージョンの配信情報や、12月21日に
お台場シネマメディアージュにて行なわれる「最終話先行上映&全話一挙上映会」の開催、
さらに2014年6月29日に舞浜アンフィシアターで開催されるスペシャルイベント
「『蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-』Return Of “BLUE STEEL”~“蒼き鋼” 帰港記念式典~」が
告知されると、再び大きな歓声が沸き起こった。TVシリーズのクライマックスに向け、
ファンのさらなる盛り上がりを感じさせるこの日のライブとなった。
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セットリスト
1 ブルー・フィールド <Trident(渕上舞、沼倉愛美、山村響)>
2 メンタル <キリシマ(内山夕実)×刑部蒔絵(原紗友里)>
3 Inapplicability <イ400(日高里菜)×イ402(山本希望)>
4 Expose <八月一日静(東山奈央)×四月一日いおり(津田美波)>
5 Innocent Blue <Trident(渕上舞、沼倉愛美、山村響)>
6 Miracle <ヒュウガ(藤田咲)>
7 トレモロ <マヤ(MAKO)>
8 Dawning light <コンゴウ(ゆかな)>
9 SAVIOR OF SONG <ナノ feat.MY FIRST STORY>
10 Silver Sky <ナノ>
11 Words <ハルナ(山村響)>
12 Be united <タカオ(沼倉愛美)>
13 Starlight <イオナ(渕上舞)>
14 ブルー・フィールド <全員>