2月15日新宿バルト9にて『劇場版 蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ‐ DC』大ヒット記念舞台挨拶が行なわれた。登壇したのは千早群像役・興津和幸、イオナ役・渕上舞、ハルナ役・山村響、そして舞台挨拶初登場となるヒュウガ役・藤田咲の4名。

興津が登場するとたちまち「艦長！」という声援が飛ぶ。それに対して「超重力砲、（撃）てーッ!!」とサービスで返し、大きな声援に包まれる。この日はじめて鑑賞したファンもいる一方、リピーター特典の9種類の色紙をコンプリートしたファンも少なからず来場しており、多くのファンの熱気に支えられている作品だとうかがわせる。そんな中、この舞台挨拶では作品の詳細な内部分にも踏み込んだ話が展開されていった。

初登場の藤田は「総集編ではヒュウガの活躍シーンががカットされていて、まるで弱い艦みたい。TVシリーズではもっと良いシーンがあるのでぜひBlu-rayを買って確認して観て下さい！」と熱烈なアピール。さらに、絶賛制作中の完結編『Cadenza』について望む展開を聞かれると「新しく登場した生徒会を叩き潰す！　メガネ枠は私だけだったのに!!」と啖呵を切り大きな笑いを誘った。また、山村は「もっと格好良い面を見せていきたい。ハルナ、蒔絵、キリシマの3名が戦うところを観てみたい」と話す。

渕上が「イオナはカワイイ感じだったのでタカオやハルナみたいなセクシーさのある意外な姿をアピールしていきたい」と話したのを受けて、興津が「（TVシリーズから同じ服なので）群像もそろそろ着替えたい。衣装チェンジしないと群像グッズが出ないんじゃない？」話すと、渕上は「コラボカフェで使われた白い輪ゴム……」と静かにツッコミを入れて大きな笑いを呼んでいた。

さらにここで、2月10日に誕生日を迎えた山村響へフルーツいっぱいのホールケーキが届けられて、会場全体で「おめでとう！」とお祝いをするサプライズ演出が行われる一幕も。

最後の挨拶のなか、興津は完結編となる『Cadenza』の公開日が10月3日であることと、群像の父・千早翔像がキーマンと予想されることをかけて、「父(10)さん(3)の日と覚えよう」と提案。

「ヒュウガもどんどん活躍していきたいと思います。これからシナリオを足せるようなら（出番が増えるよう）ロビー活動に勤しみたいと思います（笑）」（藤田）

「私も今週この劇場に来て、すばらしい音響の中で自分の声が流れてきたのは感慨深くて幸せを感じました。今年は”アルペジオイヤー”ということで、ぜひ一緒に波に乗ってウェーブを起こしていっていただけたらと思います」（山村）

「今日で舞台挨拶は13回目で、毎回たくさんの方がいらしていただいてとても嬉しく思います。これからTridentのライブもあったり活動させてもらえる機会があると思うので、みんなで楽しい時間を過ごしていけたらと思います」（渕上）

最後に興津が「いつも”発進”で締めているけど、今日はもういいよね？」と話すと会場からは「やりたい！」との声。「みんな、父(10)さん(3)の日を忘れないでくれよ？」と話した後、『劇場版 蒼き鋼のアルペジオ ‐アルス・ノヴァ‐　DC』の掛け声に続いて会場全体で「発進！」と叫び、この舞台挨拶を締めくくった。